明治初年の創業以来、
住吉大社御用達菓子店として地域の皆様にご愛顧賜っております。
「さつま焼」の歴史
さつま焼はその昔、住吉の物産であったさつま芋を形どった銘菓であります。 元禄年間住吉の蒸し芋は、当時から浪華の人々の間で最も参詣の多かった住吉大社の門前町の店々で売り出され愛好される様になりました。
しかしその後、明治から大正と時代が移り変わるにつれ、交通運輸が盛んになりますと、地方から品種改良された美味なさつま芋が続々入荷して、 昔から珍重された住吉のさつま芋は、昭和十年頃にはその影をひそめてしまいました。明治初年の創業以来、さつま焼は、往時の住吉いもの名残りを とどめた住吉大社御用達銘菓でございます。
その製法は、十勝小豆のこしあんを、秘伝の皮で包み、竹串に刺し卵黄に塗り、一本一本心を込めて焼き上げております。 なにわの名物としてご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。
光 栄 録
明治初年創業以来ご愛顧を賜りましたお客様各位に厚く御礼申し上げます。
-
- 明治四十四年八月十三日
- 内国共産品博覧会において一等賞金牌受賞
- 大正十一年三月三十日
- 貞明皇后 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 大正十四年五月五日
- 秩父宮殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 大正十五年三月二十五日
- 澄宮殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 大正十五年四月十五日
- 閑院宮殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 大正十五年六月七日
- 久邇宮同妃両殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和十二年二月二十六日
- 秩父宮同妃両殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
-
- 昭和十六年四月十三日
- 久邇宮大妃殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和二十八年五月十六日
- 義宮殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和三十二年九月二十日
- 三笠宮同妃両殿下 桃山学院新築落成式典御台臨の砌 献上の栄
- 昭和四十五年七月二十三日
- 昭和天皇皇太后陛下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和四十七年五月二十三日
- 高松宮同妃殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和五十二年十一月十一日
- 礼宮殿下 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
- 昭和六十年九月二十五日
- 伊勢神宮祭主鷹司和子様 住吉大社御参拝の砌 献上の栄
会社概要
会社名 | 株式会社末廣堂 |
---|---|
代表者名 | 斉藤 裕昭 |
創業 | 明治6年 |
事業内容 | 和菓子製造販売 |
所在地 | 〒558-0051 大阪府大阪市住吉区東粉浜3-12-14 |
TEL | 06-6671-4428 |
FAX | 06-6678-3019 |